2014.08

インフルエンザは、仮に予防接種をきちんと受けたとしても発症してしまうことがある病気です。
特に高齢者や免疫力が低下している方は、予防接種によって感染・発症する場合があります。

もしもインフルエンザに感染してしまったら、できるだけ早めに治療を行うことが大切です。
その理由として病院で処方されているインフルエンザ治療薬は、インフルエンザ発症後48時間以内に治療薬を用いることが必要とされているためです。
例えば、有名なインフルエンザ治療薬のタミフルもそのように使用方法が定められており、インフルエンザに感染してしまった際は速やかな対応が望まれるところです。
もちろん発症後48時間を過ぎてしまった後でも治療薬の効果は得られますが、早いほうがより高い効果を得られます。
また、こういったインフルエンザ治療薬は、治療だけに限らず予防にも効果がありますので、ウイルスに感染する前に予防を目的として服用される方も昨今では多くなってきています。

タミフルなどの飲み薬だけに限らず、最近はリレンザという治療薬も処方される機会が増えてまいりました。
この治療薬は粉末タイプとなっていますが専用の吸引器も付属されており、直接のどや気管に粉を吸着させることでウイルスが繁殖しやすい気道で作用しますので、治療と予防の両方に高い効果を発揮してくれます。

インフルエンザ治療薬は、病院でもそれなりのお値段となりますが既にジェネリック医薬品も安価に商品化されていますので、治療費を少しでも節約したいという方にとってはご購入しやすくなっています。
予防用の置き薬として、ご自宅や会社などにご用意されることをお勧め致します。

2014.08

秋になりますと「また今年もインフルエンザの季節が…」などといった具合に、毎年の恒例とも呼べるような台詞が飛び交いますが、果たしてインフルエンザとは、いつ・どこで・どのようにして生まれた病気なのでしょう。

そこでインフルエンザの歴史について紐解いていきますと、記録として残る最古の流行被害として紀元前412年に活躍した古代ギリシアの医者ヒポクラテスの記録が残されています。
ヒポクラテスによれば「ある日、突如として多くの住民が高熱・咳・震えを発症し、瞬く間に同じ症状が村中に伝染したが、この流行り病はあっという間に過ぎ去った。不思議な病気である。」と、まさにインフルエンザと思われる記録を残しているのです。
その後、1173年~1174年のヨーロッパにおいて明確なインフルエンザ発生の記録が残っており、16世紀に入りますとイタリア語で「星の影響」という意味を持つ「インフルエンザ」という病名が名づけられ現在この呼び名に統一されています。

日本においては貞観5年(863年)にインフルエンザであろうと思われる流行り病があったと記録されており、江戸時代に入ってからは琉球風・お駒風・流行り風邪などと呼び名を変えながらも猛威をふるってきたという歴史を持っています。
昨今の日本におけるインフルエンザのほとんどは冬の間に大流行しますが、昔は春や夏の気候でも流行しているという側面もありますので、やはりこういった点からもインフルエンザウイルスA型やB型が変異する性質があるという事が読み取れます。

また、治療方法についても時代ごとに進化しており、古くはインフルエンザウイルスが発見される前の1919年3月9日、スペイン風邪が流行した時期に感冒ワクチンの開発に着手しており、その後1950年にはウイルスの粒子をホルマリンで不活性化させる全粒子ワクチンが開発され、さらに1972年には副作用を軽減すべくエーテル処理を行なったワクチンも登場し、予防接種なども積極的に行われるようになってきたという背景を持っています。

現在の日本では、予め予防接種を受けることによって非常に高い確率で人体に抗体・免疫を持たせることが可能となっており、インフルエンザに万が一感染してしまった場合には早急な治療によってはウイルスの増殖を最小限に抑えることを可能にする画期的な医薬品が続々と開発・販売されております。
しかしながら、決して油断してはいけない恐ろしい病気であることには変わりませんので、やはり確実な予防と治療を心掛けることを忘れないようにしていきましょう。